2012年4月1日日曜日

関西電力美浜原子力発電所を見に行きました

初めての走行距離200キロを超える長距離ツーリング。午後からは雨が上がるという天気予報を信じて出かけましたが、ずっ〜と降っていて帰り道で休憩を取った「びわ湖大橋米プラザ」まで上下カッパを着たままでした。真冬ほどでは無いものの山間部は気温が低く路肩に雪が残っている場所も有りました。
家を出て最初の休憩地の「若狭熊川宿」まで約1時間半、「若狭熊川宿」から目的地の美浜原発まで約1時間、美浜原発から休憩地の「藤樹の里あどがわ」まで約1時間半、「藤樹の里あどがわ」から次の休憩地の「びわ湖大橋米プラザ」まで約1時間、「びわ湖大橋米プラザ」から帰宅するまで約1時間半でした。休憩時間を含めて所要時間は約7時間でした。「藤樹の里あどがわ」で昼食を、「びわ湖大橋米プラザ」でおやつを食べました。
ルートの途中に「難所」は無く、制限速度が50キロor60キロの場所が多かったので速い速度で走る事が出来ました。渋滞は帰路の大津市内だけでした。主要な交差点には行き先表示が有るので道に迷う事はありませんでした。原発が近くなると行き先に「美浜原電」と書いてあり、誰でも迷わず行ける様になっていました。「敦賀原電」の行き先表示もあり、天気が良ければ両方の原子力発電所を見に行く事も可能なようです。

美浜原子力発電所
近くにくると岬の先端に「リゾートホテル」と見間違いそうな原子炉建屋が見えてきます。原発ウォッチポイントとして有名な「水晶浜」からは奇麗な構図の写真が撮れました。完全に風景にとけ込んでいます。まるで、地味な色に塗られた「タンク」です。「内部には飲料水が蓄えられている」とか「穀物が蓄えられている」とか「牧草が蓄えられている」とか言われたら、そのまま信じてしまいそうです。飲料水を蓄えた巨大な給水タンクと区別がつきません。内部に巨大なエネルギーを蓄えたプラントには見えません。場所柄、タンクではなくてリゾートホテルだったら、もっと違和感が無いでしょう。
福島原発の様に水色に塗られた四角い建物だったら印象はかなり違ったものになるでしょう。立地に合わせて色を変えているんでしょうか?

美浜原子力発電所
原発への道沿いには原発がよく見えるポイントがたくさん有ります。近くから見ても何のプラントかは分かりません。大きな岸壁クレーンが有るので、重量物の運搬がある事が分かります。付帯設備がたくさん有るので、給水タンクで無い事は分かります。1,500度以上の温度で鉄鉱石をドロドロに溶かす重厚長大産業の巨大プラントとは全く異なるタイプの巨大プラントです。プラント内部には日本人を根絶やし出来る程の巨大なエネルギーを蓄えているにもかかわらず、そのプラントの外観は非常におとなしいものです。炎が見えたり煙が見えたりする事もなく、プラント内部で何が起こっているのか全く想像ができません。

美浜原子力発電所
原発には橋を渡らないと行けません。橋のたもとの守衛所の前に門番が立っていて、一般人は中には入れ無いのでしょうか?。橋のたもとの門番は、まるで人形の様にじ〜っとしていてピクリとも動きません。頭が全く動きません。多分、目玉だけ動かして監視しているのだと思います。「橋の向こうを見学できますか?」と訪ねる事さえ拒否する様な雰囲気の門番です。写真を撮る事すら拒否している様です。で、トラブルを未然に避けるために写真は撮りませんでした。
季節柄、近所には休憩する場所がなかったので、橋のたもとのPRセンターでトイレを借りて、ヘルメットのシールドの曇り止めを塗り直しました。近くにこんな時期に開いている休憩所は見当たりません。原発は全国から観光客を呼びこむ観光資源にはならない様です。

原発を見た印象ですが、意外と小さく、こざっぱりしているなぁと感じました。敷地全体がサビ色に覆われた製鉄所のような巨大プラントとは大違いでした。製鉄所、清掃工場や火力発電所の様な巨大プラントには必ず巨大な煙突が有りますが原子力発電所には巨大な煙突が無い事もプラントが小さく見える原因かも知れません。前もって原発である事を知らなければ、それが「何?」であるかが分からない程「プラントっぽい雰囲気」の無い設備でした。
美浜原発の場合は橋を挟んだ対岸には学校が有り、近くに海水浴場もあります。迷惑施設として遠避けらているのではなく、地域の一部になっています。福島の事故が無ければ、原発を迷惑施設として地域から排除するような動きは無かったのでしょう。

走行距離220キロ、所要時間約7時間。

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